浜田水産高等学校は、昭和23年(1948)に島根の水産拠点である、浜田市黒川町に、地域の強い要請を受けて開校しました。現在は、浜田市瀬戸ケ島町の湾頭、日本海を見下ろす、とても恵まれた環境にあります。
浜田水産高等学校は地域密着型の学校で、在校生の85%は浜田の出身者です。今年(平成20年)で創立60周年を迎え、約5,800名の卒業生は、県内外の水産・海運業はもとより、陸上関係部門でも活躍しています。
学科は、海洋技術科(海洋コース・機関コース)と食品流通科があり、更に2年課程専攻科(漁業科、機関科)が設置されています。漁獲・加工・流通まで一環した学習ができるようになっています。特に、加工は独自の製法など特色があり、生徒が実習で作るイカの加工品や新巻鮭などは、水高祭やアンテナショップ(1日店舗)でもすぐに完売するほど人気があります。
また、部活動もさかんで、「郷土芸能クラブ」は07全国高校総合文化祭しまねに郷土芸能伝承部門で出場し、石見神楽の「大蛇」で優良賞を獲得しました。
10月に、学校を訪問させていただき実際の加工実習を見学させていただきました。衛生管理も徹底していて、真剣に実習に取り組む生徒さんの姿を見て、これこそ安心安全な加工食品だと感じました。出来上がったイカの燻製をいただきました。大きさは多少市販品よりバラつきはありましたが、味に関しては職員一同おいしくいただいた事を付記致します。 (学校生協 栗原隆寿)