松江市立幼保園のぎは、乳幼児の教育保育を一層充実し、市民サービスの拡大を図るため、平成174月「幼保一元化施設モデル園」として開設されました。クラスは0歳児から5歳児まで10クラスで、222名の園児が元気に園生活をおくっています。

 

特に、幼稚園機能と保育所機能のそれぞれの良さや特徴を活かした就学前教育・保育を目指し、幅広い年齢の乳幼児のかかわり合いを大切にする中で、思いやり、優しさ、支えあう人間関係の促進を図り、毎日の保育を行なっています。また、専用の厨房で作る給食を通して園児の健やかな育ちを支える食育指導、就労形態や保育ニーズなど様々な家庭環境の保護者同士の交流の促進などにも力を入れています。

 

立地する乃木地区は近年急激な都市化が進み、市立病院や保健福祉総合センターなどの保健福祉施設、保育所、小学校、中学校、高等学校、県立大学等の教育施設が充実しています。この恵まれた文化環境を生かし、生涯学習の視点にたった子育て支援活動の拠点としての役割を果たすよう、諸機関との連携を図って、様々な交流を行なっています。実施内容としては、保育・育児相談をはじめ、地域活動事業として離乳食講習会、手作りおやつ講習会などの「育児講座」、わらべうたで遊ぼう、わくわくコンサートなどの「異年齢交流事業」、七夕会、なかよし交流会、はなもち作りなどの「世代間交流事業」等があります。また、平成19年3月には県立大学と乃木小学校との三者連携協定を結び、「絵本の読み聞かせ」「交流会」「職員の相互研修」等を実施しています。こうした事業を通して、より良い教育・保育環境づくりの推進を図っています。 (文 学校生協 栗原隆寿)